「デリカスペースギアを売りたいけど、古いRVだから値がつかないかも…」
「生産終了から18年以上経つけど、まだ需要はあるの?」
三菱デリカスペースギアは、1994年5月から2007年1月まで生産された、本格オフロード性能を持つクロスオーバーミニバンです。
2代目パジェロのシャーシをベースに開発され、乗用車的な快適性とSUVの走破性を両立させた、日本初のフロントエンジン・ハイルーフミニバンとして誕生しました。
現在では生産終了から年月が経過していますが、ディーゼルターボ4WDモデルは海外輸出需要が高く、状態によっては数十万円以上の買取価格も期待できる状況です。
しかし、一般的な買取店ではディーゼル4WDの海外需要やRVとしての希少価値を正しく評価できないケースが少なくありません。
デリカスペースギアのような本格RV系ミニバンは、専門店で査定を受けるか否かで買取価格に大きな差が出ることも珍しくないのです。
この記事では、デリカスペースギアの買取相場の傾向から、駆動方式・エンジン別の査定ポイント、さらに高値売却を実現するための具体的な方法まで徹底解説します。
デリカスペースギアとは?本格RV系ミニバンの先駆者
三菱デリカスペースギアは、1994年に登場した本格クロスオーバーミニバンです。
それまでのミニバンが舗装路での快適性を重視していたのに対し、デリカスペースギアは「オフロードを走れるミニバン」という独自のコンセプトで開発されました。
2代目パジェロのラダーフレームをベースに、ミニバンとしての居住性を融合。「スペースギア」という車名は、「広い空間(スペース)」と「装備・道具(ギア)」を組み合わせた造語で、アウトドアやアクティビティを楽しむファミリー層をターゲットにしていました。
デリカスペースギアの最大の特徴は、パジェロ譲りの本格4WDシステムと高い最低地上高にあります。
スーパーセレクト4WD(後期モデル)を採用し、2H(FR)・4H(フルタイム4WD)・4HLc(直結4WD)・4LLc(ローレンジ直結4WD)の4モードを切り替え可能。最低地上高190mmを確保し、悪路走破性は当時のミニバンの中で群を抜いていました。
- ボディタイプ:標準ボディ/ロングボディ、エアロルーフ/ハイルーフ
- エンジン:2.4L直4ガソリン(145馬力)/3.0L V6ガソリン(185馬力)/2.5L直4ディーゼルターボ(初期型)/2.8L直4ディーゼルターボ(140馬力・中期以降)
- 駆動方式:FR(2WD)/スーパーセレクト4WD/イージーセレクト4WD
- 乗車定員:7〜10名
- 人気グレード:シャモニー、スーパーエクシード、アクティブフィールドエディション
特に本記事で取り上げる1994-2007年モデルは、1990年代のRVブーム・オートキャンプブームを追い風に大ヒットし、アウトドア志向のファミリー層から絶大な支持を受けました。
2007年に後継モデルのデリカD:5へバトンタッチしましたが、スペースギアの本格4WD性能とディーゼルエンジンの組み合わせは今なお根強いファンを持っています。
デリカスペースギアの買取相場傾向【2026年版】
デリカスペースギア(1994-2007年式)の買取相場は、エンジンタイプ・駆動方式・グレード・走行距離・車両状態によって大きく変動します。
特にディーゼルターボ4WDモデルは海外輸出需要があり、ガソリンモデルとは査定傾向が異なります。
ただし、生産終了から18年以上が経過しており、公開されている買取実績データも限られているため、実際の査定額は車両の状態によって大きく変動します。以下はあくまで傾向としてご参考ください。
全体的な買取相場の傾向
複数の買取相場サイトのデータによると、デリカスペースギアの買取相場は以下のような傾向が見られます。
| 状態 | 買取相場傾向 |
|---|---|
| 全般的な相場幅 | 数万円〜50万円程度 |
| 平均的な買取価格帯 | 10万円台〜30万円台 |
| 低走行極上車(4-5万km未満) | 40万円〜60万円も期待可能 |
| 過走行・要整備車 | 数万円〜 |
※上記はあくまで目安です。ディーゼル/ガソリン、4WD/2WDによって大きく変動します。
デリカスペースギアは生産終了から年月が経過しているため、基本的には低めの相場水準ですが、ディーゼル4WDの上級グレードや低走行車は比較的高値が期待できます。
駆動方式別の特徴と査定評価
デリカスペースギアは駆動方式によって査定評価が大きく異なります。それぞれの特徴と査定での評価ポイントを詳しく見ていきましょう。
4WDモデル(スーパーセレクト4WD/イージーセレクト4WD)
デリカスペースギアの最大の魅力は、本格的な4WDシステムです。特に後期型に採用された「スーパーセレクト4WD」は、パジェロと同様の高度な4WD機構を備えています。
- スーパーセレクト4WD:2H/4H/4HLc/4LLcの4モード切替
- イージーセレクト4WD:2WD/4WD切替式(初期型)
- 最低地上高190mm:高い悪路走破性
- デフロック機能:リアデフロック装備(一部グレード)
- 海外需要:ディーゼル4WDは輸出ルートあり
👉4WDモデルは査定で最も高評価を受けます。
特にディーゼルターボ4WDの組み合わせは、発展途上国や雪国での需要が高く、走行距離が10万kmを超えていても専門店では評価される傾向があります。
2WD(FR)モデル
デリカスペースギアには、2.4Lガソリンエンジンを搭載したFR(後輪駆動)の2WDモデルも設定されていました。主に舗装路での使用を想定した経済的なグレードです。
- 2.4L直4ガソリンエンジン(145馬力)
- FR駆動:後輪駆動方式
- 車両価格が安い:新車時の価格が4WDより低め
- 燃費が良い:4WDより軽量で燃費性能が良好
- 商用バン設定:営業車・商用ベースもあり
👉2WDモデルは4WDに比べて査定額が低めになる傾向があります。
ただし、低走行・状態良好な個体であれば、実用車としての需要はあります。商用バンベースの車両は特に相場が低くなりやすい点に注意が必要です。
エンジンタイプ別の特徴と査定評価
デリカスペースギアは、ガソリンとディーゼルという2つのエンジンタイプが設定されており、査定評価に大きな差が生まれます。
ディーゼルターボモデル(2.5L/2.8L)
デリカスペースギアで最も人気が高く、査定額も高値が期待できるのがディーゼルターボモデルです。
- 2.5L 4D56型ディーゼルターボ(初期型)
- 2.8L 4M40型ディーゼルターボ(中期〜後期型・140馬力)
- 低燃費・高トルク:ディーゼル特有の力強い走り
- 海外輸出需要が高い:発展途上国で人気
- 過走行でも価値あり:ディーゼルは耐久性が高い
デリカスペースギアのディーゼルエンジンは、初期の2.5L(4D56型)と、中期以降の2.8L(4M40型・140馬力)の2種類があります。特に2.8Lディーゼルターボが海外輸出需要で高評価を受けます。
👉ディーゼルターボ4WDは、デリカスペースギアの中で最も高い査定評価を受けます。
特に2.8Lディーゼルターボ+スーパーセレクト4WDの組み合わせは、海外での需要が非常に高く、走行距離が10万km以上でも買取対象となるケースが多くあります。
ディーゼルエンジンはガソリンに比べて耐久性が高く、適切にメンテナンスされていれば20万km以上でも動作するため、専門店では高評価となります。
ガソリンモデル(2.4L/3.0L V6)
デリカスペースギアのガソリンモデルは、2.4L直4と3.0L V6の2タイプが設定されていました。
- 2.4L 4G64型直4ガソリン(145馬力・FR専用)
- 3.0L 6G72型V6ガソリン(185馬力・4WD専用)
- 静粛性が高い:ディーゼルより静かで乗り心地良好
- 燃料代が高い:燃費はディーゼルに劣る
- 国内需要メイン:海外輸出は限定的
👉ガソリンモデルは、ディーゼルに比べて査定額が低めになる傾向があります。
特に2.4L FRモデルは、本格4WDではないため悪路走破性を求めるユーザーからの需要が限定的です。ただし、3.0L V6ガソリン4WDは、静粛性と走行性能のバランスが良く、国内の実用ユーザーからの一定の需要はあります。
ガソリンモデルを売却する際は、低走行・ワンオーナー・整備記録完備といった付加価値があると査定額アップが期待できます。
グレード別の特徴と査定評価
デリカスペースギアは豊富なグレード展開があり、グレードによって装備や人気度が異なります。
人気グレード①:シャモニー
「シャモニー」は、デリカスペースギアの中で最も人気が高い上級グレードです。フランスの高級リゾート地「シャモニー・モンブラン」にちなんで命名されました。
- 専用エクステリア(フロントグリル・バンパー)
- レザーシート(本革調)
- ウッドパネル
- ハイルーフ仕様
- 充実した快適装備
👉シャモニーは査定で最も高評価を受けるグレードです。特にディーゼルターボ4WDのシャモニーは、デリカスペースギアの中で最も人気が高く、状態が良ければ高値が期待できます。
人気グレード②:スーパーエクシード/エクシード
「スーパーエクシード」「エクシード」は、充実した装備を持つ上級グレードです。
- スーパーセレクト4WD(後期型)
- 充実した快適装備
- ハイルーフ仕様が中心
- ディーゼルターボ設定あり
👉エクシード系も人気グレードで、ディーゼル4WDであれば高評価が期待できます。
その他グレード
上記以外にも、アクティブフィールドエディション、XE、XG、XR、ロングエクシードなど多彩なグレードが存在します。基本的には、ディーゼル4WD>ガソリン4WD>FR 2WDの順で査定評価が高くなります。
デリカスペースギアの査定額を左右するポイント
デリカスペースギアを高く売るためには、本格RV系ミニバン特有の査定ポイントを理解しておくことが重要です。
以下の要素が、査定額に直接影響します。
ディーゼルエンジンのコンディション
ディーゼルターボモデルの査定で最も重要なのがエンジンの状態です。ディーゼルエンジンは耐久性が高いものの、メンテナンス不良だと致命的なトラブルに繋がります。
- 白煙・黒煙の有無 – 排気ガスの色をチェック
- 異音 – エンジンやターボからの異音
- オイル漏れ・滲み – ヘッドガスケット等
- 冷却水の状態 – オーバーヒート履歴の確認
- タイミングベルト交換履歴 – 交換済みはプラス評価
- インジェクター・噴射ポンプの状態
特に、白煙が出る場合はエンジン内部の摩耗が進んでおり減額対象となります。査定前にエンジンの始動状態を確認しておくことをおすすめします。
4WDシステムの動作状態
デリカスペースギアの4WDモデルは特に人気が高く、4WDシステムが正常に動作するかどうかが査定に大きく影響します。
- スーパーセレクト4WDの切替動作(2H/4H/4HLc/4LLc)
- トランスファーからの異音・オイル漏れ
- デフからの異音・ガタ
- ドライブシャフトブーツの破れ
- デフロック機能の動作(装備車)
4WDシステムの修理は高額になるため、正常動作していれば高評価となります。特にスーパーセレクト4WDの切替がスムーズに行えることが重要です。
フレーム・ボディの錆と腐食
デリカスペースギアはラダーフレーム構造を採用しているため、フレームの錆や腐食が重要な査定ポイントとなります。
- ラダーフレームの錆・腐食状況
- 床下・サイドシルの錆の発生
- リアゲート周辺の錆(雨漏り多発箇所)
- ホイールアーチ・フェンダーの錆
- 修復歴の有無(特にフレーム修正)
特に、降雪地域で使用されていた車両や海沿いで使用されていた車両は融雪剤や潮風による錆が進行している場合があるため注意が必要です。
ミッション・クラッチの状態
デリカスペースギアはMT車も設定されており、ミッションとクラッチの状態が査定額に影響します。
- シフトの入り(シンクロの摩耗状態)
- クラッチの滑り・繋がり
- ギア抜けの有無
- ATの場合:変速ショック・滑り
ミッション関連の修理は高額になるため、スムーズなシフトチェンジができることが重要です。
内装の状態とカスタム歴
デリカスペースギアはキャンピングカーベースやオフロードカスタムの対象となることが多く、カスタム内容や内装の状態が査定に影響します。
- 車高調(有名ブランド品)
- マフラー(TRUST・柿本等)
- 社外アルミホイール(BF Goodrich等)
- オーバーフェンダー(純正オプション)
- 純正部品の保管あり
- 過度なリフトアップによるドライブシャフト角度異常
- 粗悪なカスタムパーツの装着
- 内装の大幅な改造(原状復帰不可)
- 純正部品を廃棄している
- シートの破れ・異臭
カスタム車両の場合は正直に申告することが重要です。専門店であればカスタムの内容を正当に評価してもらえます。
整備記録簿の有無
旧車において、整備記録簿は査定額を大きく左右する重要な要素です。
- ディーラーや専門店での定期点検記録
- タイミングベルト交換履歴
- エンジン・ターボのオーバーホール履歴
- トランスファー・デフのオイル交換履歴
- 新車時からの記録簿一式
記録簿がない場合でも、整備のレシートやメモがあれば査定時に提示することをおすすめします。
一般買取店でデリカスペースギアが安く叩かれる理由
デリカスペースギアのような本格RV系ミニバンを一般的な中古車買取店に持ち込むと、本来の価値より安い査定額を提示されるケースが多く見られます。
「古いミニバン」として一律評価される
一般買取店の最大の問題は、本格4WDの価値やディーゼルエンジンの海外需要を正しく評価できないことです。
- 「古いミニバンは値がつかない」という固定観念
- ディーゼルエンジンの海外需要を知らない
- 4WDシステムを「故障リスク」としか見ない
- ラダーフレーム構造の価値を理解していない
その結果、状態の良いディーゼル4WDでも「古いミニバンだから」という理由だけで安く買い叩かれてしまいます。
ディーゼル車を過度に減額対象とする
旧車や輸出車に詳しくない店舗では、ディーゼルエンジンを「故障リスク」として過大に減額する傾向があります。
- 「ディーゼルは壊れやすい」→ 根拠なく大幅減額
- 「部品がない」→ 一律減額
- 「過走行だから価値がない」→ 海外需要を無視
専門店であれば、現状のコンディションを正確に判断し、ディーゼル4WDが正常であれば逆にプラス評価となります。
デリカスペースギアを高く売る実践方法
旧車専門店・輸出業者提携店で査定を受ける
デリカスペースギアを高く売るための最も確実な方法は、ディーゼル4WDの海外需要を理解している専門店に査定を依頼することです。
- ディーゼル4WDの海外需要を熟知
- 本格4WDシステムを正当に評価
- 過走行車でも買取対象(ディーゼルの場合)
- 輸出ルートを持ち高値販売が可能
- グレードや装備の希少性を正当評価
旧車王は、1990〜2000年代の旧車買取に特化した専門店として、デリカスペースギアのような本格RV系ミニバンの買取実績も豊富です。無料の出張査定にも対応しているため、「まずは愛車の現在価値を知りたい」という方でも気軽に利用できます。
一括査定サービスで複数社を比較する
専門店の査定額と合わせて、一括査定サービスを利用すると効率的に複数社の査定額を比較できます。
特徴: 最大10社へ一括査定依頼
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・最大20社が競い合うから、査定額が高くなりやすい
・すべての買取店に会わなくても査定額が比較できる
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相見積もりのコツ
✅ 旧車専門店1社 + 一括査定サービスで比較するのが理想
✅ 査定額の根拠を必ず聞く:なぜこの金額なのかを確認
✅ 「他社でも査定中」と伝える:競合意識を持たせることで査定額アップの可能性
✅ 焦らず比較する:即決を迫られても、必ず複数社の査定結果を見てから判断
売却前の準備で査定額アップ
査定を受ける前に、以下の準備をしておくことで査定額アップが期待できます。
- 車内・エンジンルーム・床下の清掃
- 整備記録簿・レシート類の整理
- 純正部品があれば用意(カスタム車)
- スペアキー・取扱説明書の確認
- 4WDシステム・ディーゼルエンジンの動作確認
特に、純正部品を保管している場合は必ず申告しましょう。「純正に戻せる状態」は大きなプラス評価となります。
デリカスペースギアの売却タイミング
デリカスペースギアの相場は、車両の状態と市場動向に大きく影響されます。
大きな故障が発生する前に売却する
旧車の売却で最も理想的なタイミングは、大きな故障やトラブルが発生する前です。
- ディーゼルエンジンからの白煙・黒煙増加
- ターボからの異音・ブースト圧低下
- 4WDシステムの切替不良
- トランスファー・デフからの異音
- ミッションの滑り・変速不良
これらの症状が出始めたら、完全に故障する前に査定を受けることをおすすめします。
ディーゼル4WDの海外需要が高まっている今がチャンス
デリカスペースギアは生産終了から18年以上が経過し、現存数が年々減少しています。
特にディーゼルターボ4WDモデルは、海外での需要が依然として高く、過走行車でも買取対象となるケースが増えています。希少性が高まっている今が売却の好機と言えるでしょう。
まとめ:デリカスペースギアを高値で売却するために
デリカスペースギアを高く売るための重要ポイントを改めて整理します。
- 旧車専門店・輸出ルートを持つ買取店で査定を受ける
- ディーゼル4WDは海外需要があり高評価
- 4WDシステム・ディーゼルエンジンの状態が重要
- 大きな故障が発生する前に売却する
三菱デリカスペースギア(1994-2007年式)は、本格RV系ミニバンの先駆者として、2026年現在も根強い人気を誇っています。
特にディーゼルターボ4WDモデルは海外で高い需要があり、適切な専門店で査定を受ければ想像以上の査定額が提示されることもあります。
「デリカスペースギアを手放すか迷っている」
「古いミニバンだから査定額が心配」
という方は、まずは無料査定を受けてみることをおすすめします。査定だけでも無料で対応しているため、気軽に相談してみてください。

