ディフェンダー(110/90)の買取・売却相場|査定価格と高く売るコツ【1990-2016年式】

「旧型ディフェンダーを売りたいけど、古い4WD車だから値がつかないかも…」
「2016年に生産終了したモデルだけど、まだ需要はあるの?」

ランドローバー・ディフェンダーは、1948年に誕生した初代「ランドローバー」の血統を受け継ぐ、英国を代表するオフロード4WD車です。

特に旧型(1990-2016年式)は、1990年にランドローバー90/110から「ディフェンダー」に改称され、2016年1月29日まで68年間にわたる生産の歴史に幕を下ろした伝説のモデルとして、世界中のオフロード愛好家から熱い支持を受けています。

現在では「最後のラダーフレーム・オフローダー」として再評価が進み、状態の良い個体であれば数百万円以上の買取価格も期待できる状況です。

しかし、一般的な買取店では旧型ディフェンダーの希少価値やオフロード性能の高さを正しく評価できないケースが少なくありません。

ディフェンダーのような旧車オフローダーは、専門店で査定を受けるか否かで買取価格に大きな差が出ることも珍しくないのです。

この記事では、ランドローバー・ディフェンダー旧型(1990-2016年式)の買取相場の傾向から査定で重視されるポイント、さらに高値売却を実現するための具体的な方法まで徹底解説します。

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目次

ランドローバー・ディフェンダー旧型とは?英国オフロードの伝説

ランドローバー・ディフェンダーは、1948年に誕生した初代「ランドローバー」シリーズの直系後継モデルです。

車名の「ディフェンダー」は1990年に採用されましたが、その起源は第二次世界大戦後の英国で農業・軍事用車両として開発された「ランドローバー」にまで遡ります。

1983年に「90」「110」という数字がホイールベース長(インチ)を示すモデル名に変更され、1990年にディスカバリーの登場に伴い混乱を避けるため「ディフェンダー」へと改称されました。

旧型ディフェンダーの最大の特徴は、ラダーフレーム構造と堅牢なアルミボディによる圧倒的な耐久性とオフロード性能にあります。

軍用車・警察車両・探検隊の車両として世界中で活躍し、英国王室も愛用する「英国のアイコン」として君臨し続けました。

旧型ディフェンダーの主な特徴
  • ラダーフレーム構造:オフロードでの耐久性を追求した設計
  • アルミニウムボディパネル:錆に強く、長期使用に対応
  • 常時四輪駆動システム:トランスファーケース式の本格4WD
  • シンプルな機構:フィールドでの修理・整備性を重視
  • 実用性重視のデザイン:装飾を排した無骨なスタイル

特に本記事で取り上げる旧型(1990-2016年式)は、68年間のランドローバーの歴史の集大成として、現在でも世界中のオフロード愛好家や旧車コレクターから高い評価を受けています。

2016年1月29日、英国ソリハル工場で最後の1台がラインオフした際には世界中で惜しむ声が上がり、生産終了を知った顧客からの大量注文により生産終了が当初の2015年から2016年へと延期されたほどです。

2019年に登場した現行型(L663型)は、モノコックボディを採用した全く新しいモデルへと生まれ変わったため、旧型ディフェンダーは「最後のラダーフレーム・ディフェンダー」として特別な価値を持っています。

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ディフェンダー旧型の買取相場傾向【2026年版】

ランドローバー・ディフェンダー旧型(1990-2016年式)の買取相場は、ボディタイプ・エンジン種類・年式・限定車の有無・走行距離・ボディコンディションによって大きく変動します。

特にTD5エンジン搭載車や最終限定モデル、V8エンジン搭載車は、オフロード愛好家やコレクターからの需要が高く査定額に差が出やすい傾向があります。

ただし、旧型ディフェンダーは生産終了から9年以上が経過しており、一般的な買取サイトでは現行型(2019年〜)と混在しているため、実際の査定額は車両の状態と専門性によって大きく変動します。以下はあくまで傾向としてご参考ください。

旧型ディフェンダー全体の買取相場傾向

旧車王のデータによれば、旧型ディフェンダーの買取相場は約400〜700万円が中心帯となっています。

ただし、これは一般的な相場であり、以下のような要素によって大きく変動します。

買取価格に影響する主な要素
  • 年式:最終年式(2015-2016年)は特に高評価
  • エンジン:TD5ディーゼルターボが人気、V8は希少価値高
  • ボディタイプ:110(ロングホイールベース)が実用性で人気、90(ショートホイールベース)も根強い需要
  • 限定車:50周年記念、ヘリテージエディションは高額
  • 走行距離:10万km以下なら高評価
  • 状態:錆の少ない車両、整備記録の充実度

※上記相場は、走行距離10万km前後、修復歴なし、フレーム錆が軽微な車両を想定した目安です。過走行車(15万km以上)、修復歴あり、フレーム腐食が進行している車両は、これを大きく下回る可能性があります。実際の査定額は車両の状態により大きく変動しますので、まずは専門店での無料査定をおすすめします。

一般的な買取サイトでは「67万円〜1,190万円」といった幅広い相場が提示されていますが、これは現行型を含んだ数字であるため注意が必要です。

ボディタイプ別の相場傾向(110 vs 90)

ディフェンダーは「110」と「90」という2つの主要ボディタイプが存在します。数字はホイールベースの長さ(インチ)を示しています。

ボディタイプ特徴人気度相場傾向
1104ドア+バックドア、ロングホイールベース、ファミリー向け高い実用性により需要大
902ドア+バックドア、ショートホイールベース、コンパクト根強いコレクター人気高

👉110は実用性の高さから需要が多く、流通量も多いため相場が安定しています。

👉90はコンパクトで機動性が高く、コレクターからの人気も高いため、希少な個体は高値となる傾向があります。

エンジンタイプ別の相場傾向

旧型ディフェンダーには、複数のエンジンタイプが存在します。エンジンによって査定評価が大きく変わるため要注意です。

エンジン排気量・種類搭載期間査定評価
TD52.5L 直列5気筒ディーゼルターボ1998-2007年⭐⭐⭐⭐⭐
最人気・球数多
Td42.4L 直列4気筒ディーゼルターボ2007-2016年⭐⭐⭐⭐
最終期の主力
V83.5L/4.0L V8ガソリン1990年代⭐⭐⭐⭐⭐
希少価値高
200/300Tdi2.5L ディーゼルターボ1990年代⭐⭐⭐
古いが人気あり

👉TD5エンジン(1998-2007年)は、最も球数が多く人気が高いため、買取相場も安定しています。

👉V8ガソリンエンジンは希少性が高く、状態の良い個体はコレクターからの需要があります。

限定車・特別仕様車の相場傾向

旧型ディフェンダーには、複数の限定車・特別仕様車が存在し、通常モデルを大きく上回る査定額が期待できます。

高額査定が期待できる限定車
  • 50周年記念モデル(1998年):旧車王実績で600万円の買取例あり
  • ヘリテージエディション(2015-2016最終型):生産終了を記念した限定車、海外では1,000万円超の取引も
  • アドベンチャーエディション:オフロード装備充実の限定車
  • Works V8(復刻版):ランドローバークラシックが手がけたレストア車両、2,000〜3,000万円クラス

特に2016年1月29日の生産最終日にラインオフした「ディフェンダー90 ヘリテージエディション」は、2026年12月現在、英国でオークションにかけられており、すでに4万5,000ポンド(約900万円)以上の入札がある歴史的な1台として注目されています。

旧型ディフェンダーは国内のオフロード愛好家からの需要に加え、海外でも「ラストディフェンダー」ブームにより注目を集めています。

旧車の販売ルートを持つ専門店では、国内相場を上回る査定額が提示されるケースもあります

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ディフェンダー旧型の査定額を左右するポイント

ランドローバー・ディフェンダーを高く売るためには、旧車オフローダー特有の査定ポイントを理解しておくことが重要です。

以下の要素が、査定額に直接影響します。

ラダーフレーム・シャシーの状態

ディフェンダーの査定で最も重要なのがラダーフレームの状態です。オフロード走行や経年劣化により、フレームに錆や腐食が発生している場合は大幅減額の対象となります。

フレーム査定で重視される項目
  • 錆の発生状況 – メインフレーム・クロスメンバーの錆
  • 腐食の進行度 – 穴あき・強度低下の有無
  • 修正履歴 – 事故修正や溶接補修の痕跡
  • アウトリガー部分 – 錆が発生しやすい箇所
  • アンダーコート施工歴 – 防錆処理の有無

特に、降雪地域で使用されていた車両は融雪剤によるフレーム錆が進行している場合があります。査定前にリフトアップして下回りを確認しておくことをおすすめします。

エンジンのコンディション

ディフェンダーに搭載されたディーゼルエンジン(特にTD5)は耐久性が高いものの、適切なメンテナンスが行われているかどうかが査定に大きく影響します。

エンジン査定で重視される項目
  • エンジンオイルの管理履歴 – 定期交換の記録
  • 冷却水の管理 – オーバーヒート歴の有無
  • TD5特有のトラブル – インジェクターハーネスの状態
  • ターボの状態 – 異音・白煙の有無
  • タイミングベルト交換履歴 – 交換済みはプラス評価

TD5エンジンの場合、インジェクターハーネスのオイル浸入トラブルは査定減額の対象となるため、事前に修理しておくか正直に申告することが重要です。

トランスファーケース・デフの状態

ディフェンダーの本格4WDシステムは、トランスファーケースとフロント・リアデフの状態が査定に大きく影響します。

4WDシステムのチェックポイント
  • トランスファーケースからのオイル漏れ
  • Hi/Low切り替えの動作状態
  • センターデフロックの動作
  • フロント・リアデフからの異音
  • ドライブシャフトブーツの破れ

4WDシステムの修理は高額になるため、正常動作していれば高評価となります。

アルミボディパネルの状態

ディフェンダーの特徴であるアルミボディパネルは錆には強いものの、凹みや腐食、接合部の状態が査定に影響します。

ボディ査定の重要ポイント
  • アルミパネルの凹み・キズ
  • ドア・ボンネットの建付け
  • ウィンドシールド周辺の錆(スチール部分)
  • ドアヒンジ・ラッチの動作
  • 塗装のオリジナリティ

オフロード使用歴のある車両では、アンダーガードやバンパーに損傷がある場合がありますが、使用感として許容される範囲であれば大幅な減額対象にはなりません。

内装・電装系の状態

旧型ディフェンダーは実用性重視の内装ですが、シートや電装系の状態も査定額に影響します。

内装査定のポイント
  • シートの破れ・ヘタリ
  • ダッシュボードのクラック
  • エアコンの動作状態
  • パワーウィンドウの動作
  • メーター・警告灯の正常動作

特にTD5以降のモデルは電子制御が増えているため、電装トラブルは査定減額の対象となります。

カスタム・改造内容

ディフェンダーはオフロード走行やキャンプ用途でカスタムされることが多く、カスタム内容が査定に影響します。

プラス評価されやすいカスタム
  • リフトアップキット(有名ブランド)
  • オーバーフェンダー
  • ルーフラック・ラダー
  • サブバッテリーシステム
  • 純正部品の保管あり
マイナス評価されやすい要素
  • 過度なリフトアップによるドライブシャフト損傷
  • 粗悪なカスタムパーツの装着
  • 純正部品を廃棄している
  • 構造変更を伴う改造

純正状態に戻せる(純正部品を保管している)場合は、査定時に必ず申告しましょう。

整備記録簿の有無

旧車において、整備記録簿は査定額を大きく左右する重要な要素です。

プラス評価となる記録
  • 正規ディーラーや専門店での定期点検記録
  • タイミングベルト交換履歴
  • エンジンO/H履歴
  • クラッチ交換履歴
  • 新車時からの記録簿一式

ディフェンダーは長期使用を前提とした車両のため、整備履歴の透明性が特に重視されます。

一般買取店でディフェンダーが安く叩かれる理由

ランドローバー・ディフェンダーのような旧車オフローダーを一般的な中古車買取店に持ち込むと、本来の価値より安い査定額を提示されるケースが多く見られます。

「古い輸入車」として一律評価される

一般買取店の最大の問題は、旧型ディフェンダーの希少性や本格オフロード性能の価値を正しく評価できないことです。

一般店で起こる問題
  • 「古い輸入車は故障が多い」という固定観念
  • ラダーフレーム車の価値を評価できない
  • 4WDシステムを「故障リスク」としか見ない
  • 生産終了車の希少性を理解していない
  • 限定車の価値を判別できない

その結果、状態の良い個体でも「古い外車だから」という理由だけで安く買い叩かれてしまいます

フレームの錆を過度に減額対象とする

旧車オフローダーに詳しくない店舗では、フレームの表面錆を「構造的問題」として過大に減額する傾向があります。

過大評価されやすい項目
  • 「フレームに錆がある」→ 表面錆でも大幅減額
  • 「部品がない」→ 実際には流通している部品も減額理由に
  • 「ディーゼルは売れない」→ 実際の需要を無視して減額

専門店であれば、フレームの錆の進行度を正確に判断し、表面錆程度であれば適正に評価してもらえます。

現行型との混同で不当に安く評価

一般店では、旧型(1990-2016年式)と現行型(2019年〜)の違いを理解していないケースもあり、旧型の希少価値を正しく評価できません

旧型ディフェンダーは「最後のラダーフレーム・ディフェンダー」として、現行型とは全く異なる価値を持っているのです。

ディフェンダーを高く売る実践方法

旧車専門店・ランドローバー専門店で査定を受ける

ディフェンダーを高く売るための最も確実な方法は、旧車オフローダーやランドローバーの価値を理解している専門店に査定を依頼することです。

専門店のメリット
  • ラダーフレームの状態を正確に評価
  • TD5エンジンの特性を理解している
  • オフロード愛好家向けの販売ルートを保有
  • 海外輸出ルートで高値販売が可能
  • 限定車の希少性を正当評価

旧車王は、1980〜2010年代のネオクラシックカー買取に特化した専門店として、ディフェンダーのような旧車オフローダーの買取実績も豊富です。無料の出張査定にも対応しているため、「まずは愛車の現在価値を知りたい」という方でも気軽に利用できます。

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相見積もりのコツ

旧車専門店1社 + 一括査定サービスで比較するのが理想
査定額の根拠を必ず聞く:なぜこの金額なのかを確認
「他社でも査定中」と伝える:競合意識を持たせることで査定額アップの可能性
焦らず比較する:即決を迫られても、必ず複数社の査定結果を見てから判断

売却前の準備で査定額アップ

査定を受ける前に、以下の準備をしておくことで査定額アップが期待できます。

査定前にやっておくべきこと
  • 車内・荷台・エンジンルームの清掃
  • 整備記録簿・レシート類の整理
  • 純正部品があれば用意(カスタム車)
  • スペアキー・取扱説明書の確認
  • 4WDシステムの動作確認
  • 限定車の証明書類(ある場合)

特に、限定車の証明書や純正部品を保管している場合は必ず申告しましょう。「純正に戻せる状態」は大きなプラス評価となります。

ディフェンダーの売却タイミング

ディフェンダーの相場は、車両の状態と市場動向に大きく影響されます。

大きな故障が発生する前に売却する

旧車の売却で最も理想的なタイミングは、大きな故障やトラブルが発生する前です。

こんな症状が出たら早めに売却検討
  • エンジンからの異音・白煙
  • トランスファーケースからの異音
  • フレームの錆が急速に進行
  • 電装系の不具合が頻発
  • エアコンの故障(修理高額)

これらの症状が出始めたら、完全に故障する前に査定を受けることをおすすめします。

旧型ディフェンダーの希少性が高まっている今がチャンス

2016年に生産終了した旧型ディフェンダーは、現存数が年々減少しています。

特にオフロード使用やキャンプ用途で酷使された車両が多く、状態の良い個体はさらに減少傾向にあります。希少性が高まっている今が売却の好機と言えるでしょう。

また、2026年12月には生産最終日の1台がオークションで900万円以上の高値で取引されるなど、旧型ディフェンダーへの注目が世界的に高まっています

まとめ:ディフェンダーを高値で売却するために

ランドローバー・ディフェンダー旧型を高く売るための重要ポイントを改めて整理します。

ディフェンダー高額査定のポイント
  • 旧車専門店・ランドローバー専門店で査定を受ける
  • ラダーフレーム・エンジン・4WDシステムの状態が重要
  • 限定車・特別仕様車は必ず証明書類を提示
  • 大きな故障が発生する前に売却する

ランドローバー・ディフェンダー旧型(1990-2016年式)は、68年間の歴史を持つ「最後のラダーフレーム・ディフェンダー」として、2026年現在も世界中で高い人気を誇っています。

特にTD5エンジン搭載車や限定車、低走行の極上車は、国内外で高い需要があり、適切な専門店で査定を受ければ想像以上の査定額が提示されることもあります。

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