車検切れの10年落ち車を高く売る方法【そのまま売却OK】

「車検が切れてしまった車、売れるのかな…」
「10年以上乗った車だし、もう値段がつかないのでは?」

車検切れの10年落ち車をお持ちの方、このような不安を抱えていませんか?

結論からお伝えすると、車検切れ・10年落ちの車でも、適切な方法で売却すれば想像以上の高値がつくケースが少なくありません。

実際、車検を通さずにそのまま売却することで、車検費用（10万円〜20万円程度）を節約しながら適正価格で売れるのです。

しかし、一般的な買取店では「車検切れ」「10年落ち」という理由だけで大幅に買い叩かれるケースが後を絶ちません。

特に10年以上前の車は、旧車・中古車に強い専門店で査定を受けるか否かで買取価格に数十万円以上の差が出ることも珍しくないのです。

この記事では、車検切れ・10年落ち車の売却における注意点から、高値で売るための具体的な方法まで徹底解説します。

車検切れの車はそのまま売却できる？

まず最も多い疑問にお答えします。車検切れの車は、車検を通さずにそのまま売却することが可能です。

車検が切れていても、車の「所有権」と「売却する権利」は何ら影響を受けません。法的にも問題なく売買できますし、多くの買取店が車検切れ車両の買取に対応しています。

車検を通してから売るべき？通さず売るべき？

「車検を通した方が高く売れるのでは?」と考える方も多いですが、ほとんどの場合、車検を通さずに売却した方がお得です。

👉合計で10万円〜20万円以上かかるのが一般的です。

しかし、車検を通したからといって買取価格が10万円〜20万円上がるわけではありません。車検残の評価は通常数万円程度のプラスにとどまります。つまり、車検を通すと逆に損をする可能性が高いのです。

車検切れ車を売却する際の注意点

車検切れの車を売却する際には、いくつかの重要な注意点があります。

車検切れ車の売却では、出張査定・引き取り対応をしてくれる買取店を選ぶことが鉄則です。レッカーや積載車での引き取りに対応している業者であれば、自宅にいながら安全に売却できます。

10年落ち車の買取相場【2025年最新版】

10年落ちの車は「古い車」というイメージがありますが、実際には車種・状態・市場需要によって買取価格は大きく異なります。

2025年現在、10年落ち車（2015年前後の車両）の買取相場は以下のようになっています。

車種カテゴリ	代表車種	買取相場（目安）
人気SUV	ハリアー・CX-5・エクストレイル	80万円〜200万円
ミニバン	アルファード・ヴェルファイア	100万円〜250万円
コンパクトカー	フィット・アクア・ノート	20万円〜60万円
軽自動車	N-BOX・タント・ワゴンR	15万円〜50万円
スポーツカー	86・BRZ・ロードスター	80万円〜180万円
セダン	クラウン・マークX・スカイライン	40万円〜120万円
旧車・ネオクラシック	20年以上前のスポーツカー等	50万円〜500万円以上

特筆すべきは、20年以上前のいわゆる「旧車」や「ネオクラシックカー」の価値が高騰していることです。1990年代〜2000年代初頭のスポーツカーや人気車種は、海外需要の高まりもあり、新車価格を超える査定額がつくケースも珍しくありません。

10年落ちでも高く売れる車の特徴

10年落ちでも高値がつきやすい車には、いくつかの共通点があります。

特に海外輸出ルートを持つ買取店では、国内需要だけでなく海外需要も考慮した査定が可能なため、一般店より高値がつくケースが多くあります。

一般買取店で10年落ち車が安く叩かれる理由

車検切れの10年落ち車を一般的な中古車買取店に持ち込むと、本来の価値より大幅に安い査定額を提示されるケースが非常に多く見られます。その理由を解説します。

「車検切れ」を過剰に減額される

一般買取店では、車検切れという状態だけで必要以上の減額をされることがあります。

実際には、業者オークションや海外輸出では車検の有無は大きな問題ではありません。車検切れ車の扱いに慣れた専門店であれば、適正価格での買取が可能です。

「10年落ち＝価値なし」という固定観念

一般買取店の多くは、「10年落ち＝古い車＝価値が低い」という固定観念で査定を行います。

しかし実際には、車種によっては10年落ちでも高い価値を持つものが多数存在します。特に、生産終了した人気車種、スポーツカー、海外で需要の高い車種などは、年式にかかわらず高値で取引されています。

販売ルートの限界

一般買取店は主に国内の一般消費者向けの販売ルートしか持っていないことが多く、10年落ち車は「売りにくい在庫」として敬遠されがちです。

一方、海外輸出ルートや業者間取引ルートを持つ専門店であれば、国内で売りにくい車両でも適切な販路で販売できるため、高価買取が可能になります。

車検切れ10年落ち車の査定額を左右するポイント

車検切れの10年落ち車を高く売るためには、査定で重視されるポイントを理解しておくことが重要です。

走行距離

10年落ち車の場合、走行距離は査定額に直結する最重要項目の一つです。

ただし、ランドクルーザーやハイエースなど耐久性に定評のある車種は、走行距離が多くても海外需要が高く、減額幅が小さくなる傾向があります。

外装・内装の状態

10年経過した車両では、経年劣化による傷みが査定に影響します。

査定前に洗車や車内清掃を行っておくだけでも、査定士への印象が良くなり、プラス評価につながることがあります。

エンジン・機関の状態

10年落ち車では、エンジンや駆動系のコンディションが重要な査定ポイントになります。

車検切れで長期間放置していた車両の場合、バッテリー上がりやタイヤの空気抜けは当然想定されますが、エンジンがかかる状態であることは査定額に大きく影響します。

整備記録簿の有無

10年間の整備記録簿が揃っていると、査定でプラス評価を受けやすくなります。

整備記録簿があると、「きちんと管理されてきた車」という信頼感につながり、査定額アップが期待できます。

修復歴の有無

過去に事故を起こし、車体のフレーム部分を修復した車両は「修復歴あり」として大幅な減額対象となります。

ただし、バンパーやドアパネルの交換程度であれば修復歴には該当しません。査定時には正直に申告し、必要に応じて修理の経緯を説明しましょう。

車検切れ10年落ち車を高く売る実践方法

ここからは、車検切れの10年落ち車を高く売るための具体的な方法を解説します。

中古車・旧車専門店で査定を受ける

車検切れの10年落ち車を高く売るための最も確実な方法は、古い車の価値を正しく評価できる専門店に査定を依頼することです。

旧車王は、年式の古い車や旧車の買取に特化した専門店として、車検切れ車両の買取実績も豊富です。無料の出張査定にも対応しているため、車検切れで動かせない車でも自宅で査定を受けられます。

一括査定サービスで複数社を比較する

専門店の査定額と合わせて、一括査定サービスを利用すると効率的に複数社の査定額を比較できます。

👉️ 特にMOTA車買取は、一般的な一括査定サービスの「電話ラッシュ」のデメリットを解消しており、ストレスなく複数社の査定額を比較できます。

相見積もりのコツ

✅ 旧車専門店1社 + 一括査定サービスで比較するのが理想
✅ 査定額の根拠を必ず聞く:なぜこの金額なのかを確認
✅ 「他社でも査定中」と伝える:競合意識を持たせることで査定額アップの可能性
✅ 焦らず比較する:即決を迫られても、必ず複数社の査定結果を見てから判断

売却前の準備でプラス査定を狙う

査定前にできる準備を行うことで、印象アップと査定額アップを狙えます。

特に純正オプションやメーカーオプションが装着されている場合は、必ず査定時にアピールしましょう。

売却に必要な書類を揃える

車を売却する際には、いくつかの書類が必要です。事前に準備しておくとスムーズに売却できます。

車検証の住所と現住所が異なる場合は、住民票や戸籍附票が追加で必要になります。引っ越しが複数回ある場合は、住所の変遷がわかる書類を準備しましょう。

車検切れ車の売却で避けるべきNG行動

車検切れ車の売却で損をしないために、避けるべき行動を確認しておきましょう。

NG①：車検を通してから売却する

前述の通り、車検を通しても査定額への上乗せは限定的です。10万円〜20万円の車検費用を払っても、査定額は数万円しか上がらないケースがほとんどです。

NG②：廃車業者に安易に依頼する

「10年落ちで車検切れだから廃車にするしかない」と考えて廃車業者に依頼すると、本来得られるはずの売却益を逃すことになります。

廃車業者は基本的に無料引き取り〜数万円程度の対応が多く、買取専門店であれば数十万円の値がつく車でも、廃車扱いにされてしまいます。まずは買取査定を受けてから判断しましょう。

NG③：ディーラー下取りに出す

新車購入時のディーラー下取りは、10年落ち車や車検切れ車には不利な傾向があります。ディーラーは新車販売がメイン業務であり、古い車の再販ルートが限られるためです。

特に車検切れ車は下取り価格がほぼつかない、または処分費用を請求されるケースもあります。

NG④：長期間放置し続ける

車検切れ後も「いつか売ろう」と放置し続けると、車両の劣化が進み査定額が下がっていきます。

売却を決めたら、なるべく早く査定を受けることが高価買取への近道です。

特に高く売れる10年落ち車種とは？

10年落ちでも特に高値がつきやすい車種があります。お持ちの車が該当するか確認してみてください。

海外需要の高い車種

日本車は海外、特に東南アジア・中東・アフリカ・ロシアなどで高い人気を誇ります。

これらの車種は、10年落ち・走行距離が多くても、海外輸出ルートを持つ業者なら高価買取が期待できます。

スポーツカー・旧車

1990年代〜2000年代のスポーツカーは、「ネオクラシックカー」として国内外で人気が高騰しています。

これらの車種は、アメリカの「25年ルール」（製造から25年経過した車両は輸入可能）の解禁に伴い、海外からの需要が急増しています。専門店であれば新車価格を上回る査定額がつくケースも珍しくありません。

人気の高いミニバン・SUV

国内中古車市場で根強い人気を持つミニバン・SUVも、10年落ちでも高値がつきやすい車種です。

特にアルファード・ヴェルファイアは、10年落ちでも100万円以上の査定額がつくケースが多くあります。

まとめ：車検切れ10年落ち車を高値で売却するために

車検切れの10年落ち車を高く売るための重要ポイントを改めて整理します。

車検切れ・10年落ちだからといって、車の価値がなくなるわけではありません。車種・状態・売却先の選び方次第で、想像以上の高値がつくケースは少なくないのです。

特に、海外で人気の高い車種やスポーツカー、人気のミニバン・SUVなどは、専門店で査定を受ければ数十万円〜100万円以上の査定額も十分に期待できます。

「車検切れだから売れないかも…」
「10年以上乗ったし、もう値段がつかないのでは…」

という方は、まずは無料査定を受けてみることをおすすめします。査定だけでも無料で対応しているため、まずはお気軽にご相談ください。